以前、月餅の種類と特徴のご紹介をしましたが、
今回は広式蓮蓉蛋黃月餅の作り方をご紹介いたします!
中のあんこは蓮の実を使いましたが、ゴマ餡でも、あずき餡でもお好みのあんこにしてアレンジすることも可能です。
《材料》
糖漿 - お砂糖、レモン、水
生地 - 中力粉、糖漿、かん水、ピーナッツ油
餡 - 蓮の実、砂糖、油
中身 - 塩卵の黄身、玫瑰露酒
塗る用 – 卵の黄身、水
《事前に仕込むもの》
糖漿
-レモンと砂糖で作った水あめ
これは外側の生地を作るのに使うのですが、水あめは出来上がったら、煮沸消毒した瓶に入れて1ヶ月ほど保存してから使います。

ハス餡
蓮の実を一晩お水につけ、翌日、芯がないかチェックします。
芯が入っていると苦味が出てしまうので、芯無しのを買っても取れていないことがあるので、入念にチェック。

芯がとれたら、柔らかくなるまで煮ます。
お鍋から実を取り出したら、裏漉し作業をするのですが、ミキサーやブレンダーを使えば楽々できちゃいますね。
滑らかになるまで漉したら、今度はテフロン加工されているお鍋またはフライパンに移し、中火にかけます。砂糖を加え、溶けたら、油を加え、焦げないように炒め焼きします。油が浸透したら、火からおろし、冷まします。
《作りかた》
生地
糖漿とピーナッツ油を混ぜたら、かん水を入れ更に混ぜます。
そこに中力粉を入れて、粉っぽさがなくなるくらいまで混ぜます。
混ぜたら、30分くらい寝かします。
生地を寝かしている間に餡を用意します。
ハス餡と塩卵の黄身1つを作る分だけ用意し、ハス餡で塩卵の黄身を包み、丸めておきます。
寝かした生地を作る分だけに分け、丸く伸ばしたら、丸めておいた餡を生地で包みます。(この時、高めの丸を意識して包みましょう)

包んだら、型に入れ、模様を入れたら、冷蔵庫で1時間ほど寝かします。
冷蔵庫から取り出す少し前にオーブンをつけ、予熱を入れます。
取り出した月餅の上部にだけ卵黄液をハケで塗ったら、オーブンに入れ、焼きます。

※焼きあがったら、冷めるまで鉄板の上に置いておきます。
餡の中身
塩卵の黄身だけを取り出したら、臭みをとるために玫瑰露酒に少しつけてから、オーブンで10分ほど焼きます。焼きすぎるとボソボソになるので、焼きすぎ注意です。
《道具》
伝統的な作り方は木型を使いますが、
私は押出型を使っています。
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あと1ヶ月ほどで中秋節~月餅の種類と特徴を紹介します
私の趣味の1つは焼き菓子作り。 近年、ケーキというより、スフレやムースの割合が多くなってきているな~と感じてい続きを読む “あと1ヶ月ほどで中秋節~月餅の種類と特徴を紹介します”
理想の月餅にするにはやはり何度も作ってみたいと簡単には出来ませんが、ある程度は美味しく作れるので、今年の中秋節は自分で作った月餅を日ごろお世話になっている方々へプレゼントしたいと思っています。
次回は中華菓子に合うお茶についてアップしようと思います。