日本は地震大国とは言いますが、近年、色んな自然災害に見舞われていますが、学校などで訓練する“防災”訓練は地震(津波)や火事など向けで、その他の災害にあまり触れていないのかなという印象。
もちろん地域によって、山崩れ、土砂崩れなどを想定した訓練はあるようですが、防災訓練と言えば、防災グッズと言えば、地震というイメージが強いのではないでしょうか。
というわけで、台風がよく上陸する島<台湾>に住んでいた経験から、毎年数多くの台風を乗り越えている台湾の人たちが準備しているグッズをご紹介しますね。

ちなみに、台湾のほとんどの台風はすさまじい威力で上陸します。看板が吹っ飛ぶのは当たり前、全国放送のテレビやラジオで一斉に「台風休暇」について情報が流れます。学校や公的機関に関係する人たちはそれに従い動きます。
例)台北市 全天 停止上班上課 (台北市 終日 業務・授業停止)
全縣 恢復正常上班上課 (全県 通常通り 業務・授業に戻る)

という感じで、地域、終日・半日などの時間的区切りや仕事・学校の有無を明記したテロップがテレビやSNSなどで流れるので、それを見て、みんながどうするか動く感じ。
たまに夕方などに警報などが発令された場合、翌日の分のテロップも流れるんですが、夜間に台風がスピードを上げ、過ぎ去ってしまったのに、学校が休みになる・・・なんてフライングすることもあるんですよ。
日本もこういうシステムがあったら、危ない思いをして仕事に行かなくてもいいのにな~なんて思うコト多々ありますが、日本はこういう部分ではなかなか進化が見えないんですよね。
あとは個人個人が智慧や備えを、出来る限りして対処するくらい。
台風時にあると安心7つのインドア必需品
- 1. 飲水(2~3日分)
日本ではあまり断水することがあるかもしれないので、十分な飲水は予め準備されておくといいでしょう。まれにモーターなどでお水を上の階までくみ上げているビルでは停電が起こると、断水が起こる可能性もあるので、そういったマンションなどにお住いの場合は準備しておいた方がいいですね。 - 2. 乾燥食品(カップラーメン、お菓子、缶詰)
カップラーメンなどお湯が必要になるものを備える際は一緒にカセットコンロやガスボンベもあるといいですね。防災グッズに乾パンや炊き込みご飯などがある場合はそれを食べるのでもいいですね。 - 3. 救急箱・常用薬
荒れたお天気の中、病院には行けないので、台風が向かってくるとわかったら、薬のチェックをしておくといいですよ。2~3日分ない時はすぐに処方してもらうと安心ですね。常備薬も入れておきましょう。
- 4. ラジオ(乾電池式)
停電する可能性があるので、乾電池式のラジオがあるといいですね。
乾電池のご用意もお忘れなく。大きさが違うことがないよう、サイズも確認しておきましょう! - 5. 懐中電灯(乾電池式)
こちらも停電する可能性があるので、乾電池式のラジオがあるといいですね。手で回すタイプでもいいですが、ずっと回しているのも疲れるので、乾電池式のもあるといいですね。 - 6. スイス(アーミー)ナイフ、笛
日本では銃刀法があり、ナイフは長さ6㎝以上のものは正当な理由が無い限り持ち歩けません。6㎝以下の場合でも軽犯罪法に当たる可能性もあるので、準備をする場合は持ち歩かずお家で保管しておきましょう。お子さんがいらっしゃる場合はお子さんが手の届かないところにしまってくださいね。
笛はよく体育の先生が鳴らす笛のことです。
助けを呼ぶ際に使えます。 - 7. 小さなお子さんがいる場合:オムツ、ミルクなどの必需品
お子さんのみならず、介護をされている方がいる場合は大人用のオムツなどになります。
これはあくまで、台風が家の中で過ぎるのを待つ場合に最低限用意しておくといいものです。電線が切れて、停電になることがあるので、電気がない中、過ごせるように考えておくといいでしょう。
冷凍食品を買い込んでも、冷蔵庫の電源が切れたら、中身がダメになってしまうだけなので、要注意です。
このほかご自身が必要だな・・・と思うものを用意しておくといいですね。
台風は他の災害とは違い、天気予報で予め大きさや規模がわかるので、備えやすいですから、天気予報などで発表されてから、すぐに上記アイテムの確認をしておくといいですね。