こうすれば誰でも書けるようになる!
長年、英語を教えてきている私が生徒に教えている英文ライティングのコツを今日はご紹介したいと思います。
まず思考パターンを理解しましょう。

文を書く際、アジア人の多くは上の図で言うと左側のグルグルした思考パターンであるのに対し、英語の文章は右側のタイプで書かれていることがほとんどなので、まずはこの違いを理解する必要がある。
日本語で文を書く場合、起承転結になるように・・・と教わっていると思います。
これは実は中国語でも同じく、起承転結にするのですが、英語の場合は図のように、スタートとエンディングは主張したいことを書きます。大げさに言うと、スタート=エンディングのような感じ(スタートは正式にはオープニングといいます)。
最初から自分が何を言いたいのかを明かしてから、最後にもう一度まとめる・・・という感じでとってもわかりやすいです。
途中は自分の主張について説明をしたり、理論展開していったりする感じ。
では、実際に英文を書く場合、どうしたらいいのでしょうか?

英語で考えられる方はすでに出来ていると思うので、特に必要はないと思うのですが、最初から英語で考えられない方は下記のようなやり方で試してみてください。
①日本語で要点を書いてみる。
※1句あたりが長くなりすぎないこと。
※箇条書きを書くような感じを意識するといいでしょう。
- オープニング(主張)
- 説明や理論展開-伝えたい内容ごとに段落分けをするとわかりやすいです。
- エンディング(主張のまとめ)
(例)
・洋服はオンラインショッピングで買うのがいい(オープニング)
・メリットについて(第2段落)
・デメリットについて(第3段落)
・自分の実体験及び感想(第4段落)
・結果、オンラインショッピングすることでより良い買い物ができる(エンディング)
②書き出した要点を更に少し長く書いてみる。書き足してみる。
ここでも①と同じく、
※1句あたりが長くなりすぎないこと。
※箇条書きを書くような感じを意識するといいでしょう。
③その後、各センテンス(句)の主語と動詞をマークし、それを英語に変えてみる。
※日本語は主語がなくても通じるが、英語は主語をとばしてしまうと伝わらないことがほとんど。
(例)これが好きです。→ I like this.
これ主語は自分だということがわかりますが、日本語ではいちいち言
わなくても伝わるもの。でも、英語になると、私を意味するIを省いてしまうと、別
の意味合いになったり、通じなくなったりします。
④英語にした単語を主語+動詞の順にならべる。
残りの部分はその後ろに日本語のまま置くか、同じように英語にしてみる。
※自力で英語に変えられない場合はオンライン辞書などを使って調べる。
➄同じ要領で全ての段落を終わらせてみる。
ここまで出来たら、次のステップに入るので、英文ライティングが苦手な方はまずはここまで出来るように試してみてください。
ご自身で練習する際はご自身にとって身近なテーマについて書いてみるといいと思います。(My family, My favorite food, My hobby など)
こうして英語でセンテンスを書くことに慣れていきましょう!
まとめ
・言いたい事をまず先に出す。
・日本語で要点を書いてみる。
・書き出した要点を更に少し長く書いてみる。書き足してみる。
・各センテンス(句)の主語と動詞をマークし、それを英語に変えてみる。
・英語にした単語を主語+動詞の順にならべる。
残りの部分はその後ろに日本語のまま置くか、同じように英語にしてみる。
・同じ要領で全ての段落を終わらせてみる。
以上がすでに出来ている方はいろんな言い回しを練習するといいでしょう!